二日酔いの原因と予防策、治し方一覧!

 
 
「なかなかお酒強いねーーー」と言われて、これって褒め言葉でしょうか。確かにそういう時代がありました。お酒が飲めない人は宴会などでは隅の方で寂しい思いをしていました。ビール1杯が精一杯の人は、苦しい思いをしてお酒3合くらいは飲めるように一生懸命努力しました。
 
そういう時代がありましたが。最近は様相が変わってきました。飲めない酒は飲まない、宴会は参加しない、どうせ飲むなら楽しい酒を自分のキャパに合わせて飲む。みなさんかなり利口になってきました。お酒の種類も飲み方も飲む場所も極めて多様化しています。楽しさも間口が広がってきました。
 
したがって今なを二日酔いになる人は相変わらず多いのです。ここで二日酔いに関して少しまとめてみましょう。

 
 

二日酔いのメカニズム

 
酔いとは何か。お酒だけでなく飲食したものは全て胃腸で消化吸収されて血液によって体中をめぐり、肝臓に運ばれます。アルコールは胃で20%、小腸で80%吸収されます。吸収されたアルコールは血液によって全身を巡り、大脳にも達します。脳神経の働きを抑えます。酔うとは脳に達したアルコールが脳の中枢神経を麻痺させている状態のことです。
 
二日酔いとは何か。アルコールの量が適量を超えてしまった状態のことです。体内に入ったアルコールは肝臓に運ばれて分解されます。単純計算で瓶ビール1本のアルコールを肝臓で分解するのに3時間かかると言われています。3本を深夜まで飲めば朝までにアルコールが分解されず残っていることになります。ようは、飲みすぎて分解しきれないアルコールが体に引き起こす症状を二日酔いといいます。

 
 

二日酔いの原因

 
アルコールを体内に取り込むとアルコールはアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒド(エタナール)に分解される。そしてアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素により酢酸に分解され、最後に水と二酸化炭素に分解されて体外に排出される。
 
アルコールの中間代謝物質のアセトアルデヒドは毒性が非常に強い。その毒性によって引き起こされる症状が二日酔いである。二日酔いの原因はアルコールではなくて、代謝の過程におけるアセトアルデヒドによって引き起こされます。
 
二日酔いは飲みすぎによる自分自身のアルコール分解能力(アセトアルデヒドの代謝能力)を超えた量のお酒を飲むことで起きる。
 
二日酔いの症状は頭痛、嘔吐、吐き気、喉が渇く、むかつき、震え、胃炎など。

 
 

自分がお酒に強いか弱いかをチェックする方法

自分は酒が強いのか弱いのか分かっていない人が多いように見受けられる。特に若い人はあふれる体力の勢いで酒を飲んで、結果として体を壊してしまう。自分が酒に強いか弱いか、飲める体質かどうかをチェックできる方法があります。
 
アルコール体質試験パッチ(¥422):腕に約20分貼るだけで分かります。
アルコール感受性遺伝子分析キット(爪用 ¥5,000):詳しく検査可能。
しかしこれはアルコールに強いか弱いかの検査方法で、実際お酒を飲んだ時、適量はどのくらいかは分からない。また人によって適量は大きく違いますから、ご自分なりの適量を把握しておくことも大切です。
 
一般論ですが適量を計算する方法があります。
 
アルコール摂取量(g)=飲酒量(ml)×アルコール度数÷100×0.8  
 
参考までに上げておきますので一度計算してみてください。
出典:http://bit.ly/1Dn1wOo
 
 

二日酔いにならないための対処法

お酒を飲むと肝臓は上記したように2つの仕事を同時に行います。1つはアルコールを分解するという仕事、もう1つはアセトアルデヒドを分解して体外に排出する仕事。
 
肝臓の処理能力が低いとお酒の分解処理が追いつかず、猛毒のアセトアルデヒドが体内に残って二日酔いとなります。つまり二日酔い対策は1つは肝臓の働きを高めること。2つ目は肝臓の解毒作用を促進させることです。一般的に二日酔いになりやすい飲み方を上げておきます。
 
空腹のまま飲む、水を飲まずに飲む、つまみを食べずに飲む、タバコを吸いながら飲む、脂っこいものを食べながら飲む、連日飲む、運動した後に飲む。など。これらはみんな肝臓に負担をかけます。
 
従って二日酔いにならないための予防的な対処法は飲む前に何か食べて腹に入れておくことです。いきなり飲むとアルコールの吸収スピードが速くなって分解が追いつかず、二日酔いの原因となります。チーズ、ナッツ、サラダ(ドレッシングをたっぷり)、スプーン一杯のゴマ、などが効果的です。
 
要はなるべく脂肪分を摂るということですが、太るからいやだと言う人は緑茶を推薦します。緑茶にはカテキンという成分がふくまれており、これが二日酔いの予防になるようです。但し煎茶、玉露、抹茶は効果が薄いようです。
 
また、飲む前に牛乳がよい、と言われていますが、実はあまり効果がありません。何故なら脂肪分が4%程度で胃や腸でのアルコール吸収を防ぐ効果が少ないからです。
 
また、飲む前にコンビニで栄養ドリンクを買って飲むのもいいでしょう。但しアセトアルデヒドの分解を促すタイプのドリンク剤にしてくださいさい。出典:http://bit.ly/1K1XwqT
 
 

二日酔いにならない飲み方

 
まずゆっくり飲むこと。とりあえず「グイっといっぱい」「駆けつけ三杯」は昔の風習です。真似しないでください。
 
飲み方でお酒を割るとき、なるべく炭酸で割らないで水かお茶で割るようにしましょう。
 
炭酸飲料はアルコールの吸収速度を速めます。日本酒は熱燗より冷酒の方が二日酔いになりにくい。
お酒を飲んでる時はいかなる薬も一緒に飲まないでください。薬に含まれる成分がアルコールと化学反応を起こして、吐き気、頭痛、失神などのような二日酔いと同じ症状が出る場合があります。
 
酔っ払って運動することは自殺行為です。運動によって汗が出ます、さらにまたアルコールを飲めば利尿作用により脱水状態となり二日酔いの症状が出ます。
 
お酒の種類ですが二日酔い対策には白ワイン、焼酎、ウオッカ、ジン、ラム、泡盛などのメタノールの含有量が少ない蒸留酒を飲む方が効果的です。そしてなるべく価格の高いお酒を飲むこと。これには理由があって、高価なお酒ほど不純物の含有量が少ないからです。
 
 

それでも二日酔いになってしまった時の対処法

水分補給

とにかく水やお茶、スポーツドリンクなどで水分を補給すること。脱水症の改善には経口補水液の方が水より吸収が早いので二日酔いの改善にはよい。(水500ml+梅干1個+蜂蜜おおさじ一杯)
 
 

ぬるめのお風呂

ぬるめのお風呂に入って、汗をかいて体の新陳代謝を活発にしアルコールを早く体外に排出させること。但し心臓の弱い人はすすめません。
 
 

朝食をしっかり食べる

朝食はつらくても我慢して食べましょう。体の中では肝臓がアルコールを分解するためにフル稼働しています。肝臓を助けてあげるためにビタミンやミネラルの補給が大切です。卵焼き、グレープジュースなどがおすすめです。下痢気味の場合は油っこいもの、刺激のあるもの、冷たいものは止めて、おかゆ、スープなどの消化のよいものを食べましょう。
 
 

糖分を補給

二日酔いの症状が頭痛、だるさ、筋肉痛などの場合は低血糖症が原因と考えられます。肝臓がアルコールを分解している時はアルコールの分解が優先して糖(グルコーゲン)の生産が止まっています。この糖分が不足して頭痛、だるさ、筋肉痛が起きる。そのため糖分の補給が必要です。スポーツドリンク、オレンジジュース、コーンフレークなどがおすすめです。
 
 

シジミ汁やごま

アセトアルデヒドが原因の二日酔いは頭痛、だるさ、吐き気、疲労などの症状が出ます。脱水症状と並んで多い原因の1つです。アルコールの分解は終わっているのにアセトアルデヒドが体内に残っているのです。アセトアルデヒドの解毒にはしじみ汁やひまわりの種、ゴマなどが優れています。またセサミンやウコンなどの薬もあります。
 
 

しょうが汁

胃酸過多による吐き気、食欲不振、下痢などの症状がある二日酔い対策はしょうがと重曹です。すりおろしたしょうが汁を飲みます、あるいはスープに入れてもよい。重曹は水200mlに小さじ1~2杯の重曹を入れて飲みます。
 
 

酸素入りミネラルウォーター

酸素の欠乏も二日酔いの原因の1つです。症状としては頭痛、吐き気、指先つま先のしびれ、眠気などです。肝臓でアルコールを分解するために多くの酸素が必要です。さらに酸素は血液を通して体中に運ばれますが、ここにアルコールが入ると血液中の酸素濃度が減少します。この対策として酸素入りのミネラルウォーターが最適です。酸素水は市販されています(オキシゲナイザー、バランスデイトウオーター酸素プラスなど)高山予防に使う酸素スプレーでも効果はあります。(スポーツ店で市販されています)
 
 

スポーツドリンク

テキーラ、ワイン、ブランディーなどを飲み過ぎたときの二日酔い対策。これらのお酒にはメタノールがたくさん含まれています。ビールは少ない。肝臓はエタノールのアルコール分解を行っている時はメタノールの分解を後回しにします。従って体内にいつまでもメタノールが残って身体疲労、だるさ等の症状が出ます。対策としては肝臓の代謝を高めることです。ポカリスエット、アクエリアスなどのスポーツドリンクあるいはアミノサプリなどのドリンクがアルコールの代謝を高めます。酸素入りミネラルウオーターも効果があります。但しメタノールによる二日酔いには果物、野菜ジュース、などは避けましょう、この中にもメタノールが含まれています。
 
 

迎え酒は絶対NG!

迎え酒はダメです。旅行に行ったとき宴会で飲みすぎ二日酔いになって、明くる日の朝、迎え酒で二日酔いを治そうとしている人がいます。一時的にアルコールの麻酔作用で治ったかのように見えるかもしれませんが、単に先延ばししただけです。さらに胃を痛めることになり、やってはいけません。
 
 

最後に

お酒の強い人も弱い人も同じように二日酔いになります。誰しも二日酔いにはなりたくありません。二日酔いの原因や二日酔いにならない飲み方や、あるいはなってしまったときの対処法をご自分なりに持っていることにより、お酒との付き合い方の幅が広くなり、より楽しいお酒となります。
 
どこまでが自分の適量かをしっかり掴んで、そこでそれ以上飲まないような心がけも御自分の体をいたわることになります。
 

 
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秋月筑前

ライター紹介:秋月筑前

黒田官兵衛の孫を藩祖とする、福岡県朝倉市秋月に在住。自分の目で見て、食べて、気に入ったものを、地方紙やfacebookに紹介しています。甘木絞り、革工芸、アーチェリー、写真と趣味多彩。サンデー毎日の日々を送っています。
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