九州居酒屋「熱中屋」が急速増殖中、楽しめる元気のよい居酒屋

 
 
九州料理の居酒屋チェーン店「熱中屋」が、この頃たいへん元気です。都内に次々と新店舗を立ち上げ、埼玉県や神奈川県にも進出を開始しました。
 
この9月にも神楽坂LIVE店がOPENして、その数は40店舗に迫る勢いです。「熱中屋」の面白いところの1つは、チェーン展開でお店のメニューも統一されているにも関わらず、店舗ごとに内装や雰囲気が全く異なるところです。
 
どうやら居抜きが多く、前の店舗の設備を活かして使い、改装にはそれほど力を入れていない様子。中には、「実は前の店のものをそのまま使わせてもらってるんです」と、店内で大きな和太鼓をドンドンっと叩いてお客様をお出迎えするお店まであります。
 
 
「熱中屋」の魅力の秘密は、産地にこだわった美味い料理、お店スタッフの活気、お料理を最後まで美味しく食べてもらう気遣い、更にスタッフのお客様への気遣い力、だと思います。それでは、それらの魅力を具体的にご紹介させて頂きましょう。
 
 

産地にこだわった美味しい料理

 
豊後水道で育った活きサバ、五島列島産のアジやイカに椿油、霧島黒豚に有明海のノリにエツ、などなど。「熱中屋」では様々な九州産の美味に出会えます。豚肉や馬肉、魚のすり身などは地元の農場や業者と提携して、新鮮で高品質な食材を調達する努力をしている様です。
 
特に、看板メニューでもある”活豊後さば刺し”に使う鯖は、そもそもは養殖に協力してくれる生産者探しから始めたそうです。現在でも、網は使わずにバケツで水揚げを行う、大分県から神奈川の保管先までは、鯖を入れた海水のコンディションに気を配りながら急ハンドル急発進厳禁の運転で輸送するなど、様々に気遣いをしながら店舗の生簀までサバを届けているそうです。
 
実際に、「熱中屋」で食べる鯖の活刺身は、脂が十分にのっていて、歯ごたえも旨みもあり、たいへん美味です。五島のイカはも、嫌な臭みのない濃厚な肝醤油につけて、天麩羅でも炭火焼でも楽しめます。
 
また、お通しとして出される明太子は、地元の老舗メーカーと「熱中屋」による特注品。超辛、柚子漬け、昆布〆の3味が楽しめます。特に柚子漬けは、1度試して損はない風味豊かな明太子です。
 
宮崎のドリームファームさんで育った黒豚は、身が柔らかくて脂が甘く、いかにも健康な肉の味ががします。そして、必ず試して頂きたいのが、明治から続く藤井養蜂場産の百花はちみつを使用したデザートです。
 
このはちみつの美味しさを言葉で表現するのは難しい程ですが、雑味やえぐみを全く感じない、優しくて純粋な甘さに驚かされます。さっぱりした熊本ジャージーアイスにハチミツをかけたひと皿がお奨めです。
 
 

お店スタッフの活気

「熱中屋」のコンセプトは“九州の活気あふれる繁華店を東京へ”。お客様同士や、スタッフとお客様が楽しく盛り上がれるお店の雰囲気造りを大切にしているそうです。
 
知り合いを初めて「熱中屋」に連れていくと、注文の前にスタッフがメニューを開きながら、自慢のお勧め料理について、次から次へと情熱的に説明する姿にビックリしていますが、その熱気につられて、楽しそうにどんどん注文してしまいます。
 
ちなみに、現在のメニューは使い捨ての新聞形です。競馬新聞の様に、お勧め料理に大きく○印を付けてくれる楽しい店員さんもいます。とにかく「熱中屋」のスタッフは元気いっぱいの方が多く、明るい笑顔と楽しい会話で食事をより楽しくしてくれます。
 
マニュアルにそったお行儀の良い接客用語ではなく、自分の言葉で親しみをこめて接客してくれるスタッフ方に親近感が持ちやすく、気軽に質問やおしゃべりをしやすい空気があります。「○○さーん!」と、お客様から名前で呼ばれるスタッフが多いのもそんな「熱中屋」ならではでしょう。
 
 

お料理を最後まで美味しく食べてもらう気遣い

「熱中屋」の名物メニューといえば、生簀の鯖を新鮮な刺身にした“活きさば刺し”と、丸い鉄板に小さめの餃子をびっしりと詰めて焼きあげた、熱々の“博多一口鉄板餃子”です。
 
熟成した味の刺身を好む関東人と異なり、九州では新鮮で歯ごたえのある刺身が人気ですが、「熱中屋」のさば刺しは、一切れを正方形の様に厚く切って、そこにタテヨコに切り目を入れるという独特のスタイル。
 
十分な歯ごたえがありながら、染み出す旨みも十分に味わうことができます。もちろんお醤油で十分美味しいのですが、お刺身を半分ほど食べると、「味に飽きたらこちらもお試し下さい」と胡麻だれが提供されます。個人的にはせっかくのサバの風味を損ねそうであまり使わないのですが、ツマのサラダを食べるのには重宝します。
 
“博多一口鉄板餃子”は、油がジュージューと音を立てた出来たての状態でテーブルに届くのが嬉しいです。小型とはいえ15個ほどある餃子は流石に食べごたえがあります。すると、やはり途中で「お口直しに」と提供されるのが、ユズスコという柚子風味のタバスコ。この辛味が餃子とよく合います。
 
それでも餃子が残り、鍋も冷えてきた頃に提案してくれるのが餃子のスープ仕立てです。冷めた餃子を熱いスープに入れて椀仕立てにしてくれるので、最後はさっぱりと、美味しく完食できます。この心遣いはなかなかニクイです。
 
ちなみに「熱中屋」では、スタッフは全員参加可能の、サバ刺しと餃子の調理コンテストを年に4回実施して、技術向上へのモチベーションを保っているそうです。
 
 

スタッフのお客様への気遣い力

これまで何度も、あちらこちらの「熱中屋」店舗で食事をしていますが、スタッフの気遣いに感心させられることが度々あります。特に心に残っているスタッフからの心遣いを幾つかご紹介したいと思います。
 
― ひと口餃子の残りをを口直しにスープ仕立てにする際に、注文していた別の料理と味の系統が重複しない様に、わざわざスープを特別に変更して作ってくれました。
 
― サバ刺しを注文すると、スタッフが、バタバタと暴れる捌く前のサバをタッパーに入れ、席まで見せに来てくれることが良くあるのですが、ある時、暴れるサバを両手でつかんで持って来て、記念写真を撮り終わるまでしっかりと笑顔で頑張ってくれたツワモノがいました。(神保町Live店の女性店長)
 
― 註文した日本酒が丁度品切れになったことがありました。お店のスタッフは丁重にお詫びをしながら、「替わりにこちらでも宜しいでしょうか」と、1000円以上も高額の銘柄のお酒を、元々注文していたお酒の料金で提供してくれた上に、更に何度も重ねてお詫びをしていました。
 
― 携帯電話の地図アプリの調子が悪く、駅からお店に電話をして道順を尋ねたことがありました。お店は駅から徒歩5分程度の距離です。電話の後、買い物などをしながら30分以上かけてお店に到着したのですが、なんと店員の方はわざわざ店舗の表で「お店が地下なのでわかり難いかと思いまして」とずっと待っていて、笑顔でお店に案内してくれました。(日比谷Live店にて)
 
 

まとめ

「熱中屋」は、きれいな内装のお店が多いわけではなく、こ洒落た高級店でもありません。でも、こだわりの美味しい九州料理とお店の活気は、一度は体験して見て損はない素晴らしいお店だと思います。店舗によっては、サバの養殖を手掛ける方々の映像を流したり、様々なイベントも行っています。
 
ところが、運悪く店舗のオーナーが“チャゲ&飛鳥”の大ファンとのことでして、イベントのバックミュージックはチャゲアス、というのが「熱中屋」の不文律です。残念なことに最近のアスカさんの事件により、一部でイベントが自粛されている様ですので、お出かけの際は事前に店舗に確認してみて下さい。
 
 
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りょーちゃん

ライター紹介:りょーちゃん

美味しいものが大好き!美味しそうな匂いがするところには迷わず入っていきます。たいして大食いでもないのに、「今日は食べられる!」と意気込み、大食いチャレンジは必ず参加するチャレンジャーです。
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