「四つ葉」らとともに、「奇想天外」な発想で埼玉ラーメンを革新する名店!

 

 

「ラーメンWalkerグランプリ」新店部門にも過去ランクインした、”ラヲタが集まる”少しマニアックなお店。それが、ここ「麺屋 扇(SEN)」だ。

大宮駅からローカル線・川越線に乗り換え、2駅「西大宮駅」が最寄駅。指扇駅からもアクセスでき、近隣には武蔵野うどん人気店「藤店うどん」の本店もある。

「採算度外視」の「限定」も「扇(SEN)」のウリ

店先に「塩ラーメン630円〜」の文字が躍る「扇(SEN)」さん。ラーメンメニューで最も高くて「濃厚塩ラーメン(全部入り)」で、930円。

「濃厚塩ラーメン(全部入り)」のスープはトロンとした円やかな舌触りが特長。表面には適度に膜が張った、鳥白湯の旨みが凝縮された逸品。

ロースチャーシューと三つ葉、大判の海苔(2枚)、メンマ、そして濃い茶褐色も鮮やかな味玉とが褐色のスープにイン。パツンパツンとした食感も心地よい細麺に絡めとるように、食べ進んでゆきましょう。

最高値の「濃厚塩つけめん(全部入り)」でも980円。

最近のグルメラーメンなら1,000円オーバーも当たり前の風潮の中、どのメニューも安心価格だ。

店主いわく「Twitter」でよく”限定(10食)”を告知しています。開店前から並ぶ(シャッター)人が多く、だいたい20分くらいで売り切れる」とのこと。

先日は背脂煮干し塩らーめん「指扇燕参上」を提供され、人気だったとか。メニュー表の「限定ラーメン 限定10食(830円)」が、それにあたる。

最近では埼玉ラーメン界を牽引する川島町の「中華そば四つ葉」からもらった、といういか煮干しとゲソを使った「背脂イカ煮干しらーめん(830円)」、「トリュフ香る冷やし煮干し塩らーめん(780円)」、最近では事前にお店の公式Twitterで限定メニューの提供を告知する形。

時には予告なしの”ゲリラ限定”として過去に「漁師風蟹味噌らーめん(830円)」といった超絶な一杯が提供されたことも!?

前出の「濃厚塩つけめん(全部入り)」などのレギュラーメニューも量・質・コスパーとも申し分ないのだが、「原価度外視」ながら「実験的」メニューを時折出すことでお客さんの反応を見、今後のメニュー開発に役立てている、といえる。

「奇想天外」な発想&調理技術がラヲタをうならせている

店主はものすごい気さくで、ラーメンへの愛情と情熱が深いお方。「麺屋扇」がオープンした2013年は、「四つ葉」などいまの”埼玉ラーメンブーム”の潮流の源流となる注目店が次々オープンした”当たり年”。

店主は現在「麺家シュメンドウシ(ShumenDoushi)」となっている地に、以前営業していた「しおの風inさいたま」を切り盛りした経験もあるとか。

そんな「麺屋 扇(SEN)」さんの「限定」メニューの中から、2品紹介したい。

「トマトカレーチーズつけめん(830円)」

つけ汁は「鶏白湯スープにカレー粉を加えた」もの。

濃褐色のカレー汁に刻み玉ねぎが、じつに映えます。適度にまぶされた青のり?も加わり、白・茶・緑・黄の彩りのグラデーションもgood◎

麺は特別仕様ということで、通常お店で出している加水率高めの中太麺+ややごわごわ系のピロピロ麺の2種♪つけ汁はじつにトロンとしたまろやかな口当たり◎特別に卸してもらっているチーズが、このマイルドさをうまく引き出しています。

「味の変化をお楽しみください」と出された別皿のカレーは挽き肉とクルトン、揚げエシャロット、ネギから構成。終始トローンとした食感。

甘みの強いつけ汁は、このカレーを入れるとパッとスパイスの香味が舌を刺す、刺激的な味わいに変化する逸品*(*限定メニューのため現在は提供はなし)だ。

トマトのカットが3片、メンマ、ゆでキャベツ、大判海苔2枚、味玉(ハードめ)1個、さらには別皿でロースチャーシューも提供され、トッピングも超充実。ハードめの味玉、断面も綺麗だ。

はじめに「途中加えて味の変化をお楽しみください」といわれたかぼす七味も、”味変化”をさせるひそかな立役者。盛りだくさん極まりないトッピングと麺、つけ汁とのマリアージュに魅了され、つい存在を忘れそうにはなりますが……。

ものすごくクリエイティブで奥行きのある味わいで、「扇(SEN)」の鶏白湯スープの旨味を再確認できた逸品*(*限定メニューのため現在は提供はなし)。

「カボチャヴィシソワーズつけ麺(830円)」

2015年7月31日(金)夜20食、8月1日(土)夜限定15食に提供(31日と1日でトッピング内容若干異なる)。

フェットチーネのような幅広平打ち麺に合わせるのは、カボチャとコンソメスープを合わせた”冷製スープ風”つけ汁。つけ汁の中に、夏の旬、トウモロコシがざくざく。

同じく夏トマトも。鴨肉チャーシューに鳥ささみチャーシュー、焼き茄子も二枚、燻製玉子のような濃褐色味玉、そして味変用に細かくスラッシュしたカレー粉までつき、至れり尽くせり。

相変わらず「採算度外視」の限定麺ですが、過去に埼玉県産の最高品質地鶏「タマシャモ」を使った限定麺では「開店前から列ができ、開店20分足らずで即完売」という人気ぶりだったとか。

それに比べ、「これくらいじゃ並ばない」とご謙遜するも、フレンチのスープとトマトやイタリアンの食材使いといい、つけ麺と異なる料理エッセンスをコラボさせた異次元な一杯。

「これくらい」でも、わずか830円で「これでもか」と意外な味わいを楽しませてくれる、珠玉の一杯。野菜などと煮込まれ、「ベジポタ系」として提供されるラーメンは良くありますが、こちらは「ポタージュそのもの」といった舌ざわりが第一印象。

それと、鴨肉チャーシューは黒胡椒による刺激大人な味わい。ポタージュのつけ汁の底には、コーンがびっしり沈んでおり、約300グラムの麺量とあいまって、麺+つけ汁でお腹はパンパン、大満足といったところ。

SR7コラボリレー限定「タマシャモと天然真鯛のワンタンメン(980円)」

「SR7」とは埼玉ラーメンを革新するここ「麺屋扇」と「NOODLE STOCK 鶴おか」、「中華そばよしかわ」、「麺や彩」、「中華そば輝羅」の店主らが結成する有志団体のこと。店から店へとリレー形式で「限定メニュー」を提供するバトンが渡される企画。

川越駅の「麺や彩」からバトンを受け、「麺屋扇」では9月11日金曜日(夜の部)、そして9月12日土曜日(夜の部)に提供されたのは、埼玉県産最高級地鶏を100パーセント使用した「タマシャモと天然真鯛のワンタンメン(980円)」ほか丼ものメニュー。

まず一口すすると、鯛の旨みが前面にはっきり立ち上ります。鯛に甘みのあるタマシャモ白湯に、ほんのり塩ベースのスープがプラス。塩+鶏白湯の旨みのダブルスープもとい、旨みの多重奏、といったところ。

麺は低加水の全粒粉中細麺。豚骨によくあるパツンパツンの食感ほどではないにせよ、やや硬めのタイプでスープとの相性は抜群。小麦の香りもほのかに漂い、一口一口すするのが快感になってくる。

トッピングは丼の麺の上に三つ葉とネギ、ワンタン。

そして、別皿にメンマと水菜、チャーシュー、大判の海苔が。

この「タマシャモと天然真鯛のワンタンメン(980円)」以外には、「鯛茶漬け」と「生姜焼き(350円)」が。「生姜焼き(350円)」は15食限定で、開店前20数人めの並びでもありつけた。

サイボクの銘柄豚ゴールデンポーク使用で甘みと旨みぎっしり。マヨと野菜の彩りも実に鮮やかで、美しい。

まとめ

渡り蟹からタマシャモ、カボチャとコーン、そしてトマトを全面にフューチャーした「扇(SEN)」の限定メニュー。扱う食材のバリエーション、調理法など、どれを取っても「奇想天外」のひとことで形容されるだろうか。

中華料理店での調理経験をも持つという店主だが、以前店に入るやいなや「焼きそばを出してくれ〜」という珍客もいて、「(内心作れないこともないが…)うちはラーメンしか出してません」と返したこともあったとか!?
確かな調理技術とラーメンを愛する心。「限定メニュー」にも現れているように、お客さんを喜ばせ、驚かせるサービス精神が息づいている。「中華そば四つ葉」らとともに、2013年から埼玉ラーメンの歴史を塗り替えつづける名店だ。

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